Nagura Beach in Puerto Galera


注:この部分は、以前MSNの「Spaces」に投稿し、掲載されていたものであるが、Spacesが廃止にになり、掲載記事は「Word Press」に移管され、付属していた写真は消失し、文章のみとなっていた。その後、写真を付け加えて、後記の記事となった際に、非公開としていたのであるが、コメントが付け加えられていたので、この際公開することにしました。同様に非公開にしていたそのほかの部分も含め、全て再公開にしましたので、かなりの部分がダブっております。ご容赦ください。

  

プエルト・ガレーラ紀行・・・・南の島に介護天国を求めて

  

    サバン・ビーチ

 最初の晩はナグラ・ビーチに泊まり、夕方、トライシッケルでサバンビーチへ繰り出した。サバンビーチの夕方は引き潮で、前浜の海底が顔を出している。海底に藻がたくさん露出して、きれいだとはいえない。昼間は海水で覆われ、たくさんのバンカーボートが浮かび、その周りをたくさんの子供が取り巻いて泳いでいる。船が着くと彼らは群がってきて、ロープを引張たりなど、お手伝いをしている。感心なものだ等と思っていると、そのうちにコイン、コインなどとねだって来る。お客さんにコインを海底に投げてもらい、素早く潜ってコインを拾って来るという芸を披露してお金を稼いでいるようだ。それだけ海がきれいだという事であろうか?

l         白人の隠れ家

 サバン・ビーチから海岸沿いに、スモール・ララグーナ・ビーチ、ビッグ・ララグーナ・ビーチへと歩いて行ってみた。ビッグ・ララグーナのドンづまりのレストラン・バーで一休み、サンミゲルを飲んでいるうちに夜になってしまった。すると、この辺りに泊まっていると思われる外人が三々五々と集まってくる。メニューなぞ見ずにウエイトレスに何か合図を送ると、ウエイトレスも瞬間的にOKということで、料理の発注が終了する。相当の常連さんなのであろう。かなり長期間逗留し、毎日殆ど同じ食事をしていないとこうは行かないだろう。東洋人のお客はわれわれ以外にはだれもいない。白人だらけだ。この辺はヨーロッパ人の隠れ家(スピリチュアル・ヘヴン)なのか?レストランに備え付けられたかなり手垢にまみれた書物を読んでいる白人もいる。日本ならさしずめ週刊誌を読むというところだろうが。ということは付近には図書館、ブック・ストアなどの書籍関連文化施設がが少ないのかも知れない。

 このさらに西側にココ・ビーチがあるというが、山越えをしないといけないというので、またの機会にし   て、引き返す事にしたが、足元が非常に暗い。

l         ブラウン・アウト

やっと明るい所へ来たので、とあるビーチ沿いのレストランに入り夕食をとっていると突然停電である。停電は英語では通常ブラック・アウト(black out)というのが普通であるが、この辺ではブラウン・アウトと言っている。blow, blew, blownのブラウンらしい。つまり「ヒューズがとんだ」と言っているわけである。電力の過剰消費つまり電力不足によるものらしい。需要に供給が追いつかないようだ。そういえばこの辺りには、火力発電所の高い煙突も高圧線の鉄塔も見えない。どうやって発電しているのだろうか。そうこうしている間に電気が点いたので、無事食事を済ます事が出来たが、バーホッピングを終えて夜遅くナグラビーチに帰着してみると、辺り一帯は依然ブラウンアウトのままである。ウィリンさんが懐中電灯を照らしながらやってきて、ゲートの鍵を開けてくれた。セキュリティーは厳重である。ろうそくを一本渡されて、それが今夜の灯かりとなった。バスルームの洗面台の上に立て、ドアを半開きにしておいたら、良いムードのライティングとなった。朝までにろうそくは半分の長さになっていた。結局、次の日もプエルト・ガレーラ一帯は一日中停電だったらしいが、サバンビーチは自家発電で電気を点けたたらしい。

l         トイレとシャワーの問題

ナグラビーチはきれいで静か、食事も結構いけるが、われわれ日本人には、生活習慣の違いで、多少問題になることもある。その一つがトイレである。一応水洗トイレとなっていて、陶器製の便器が設置されてはいるが、いわゆる便座が付いていない。これには初めはちょっとビックリである。大の方を行うときはどうするとかと言うと、3種類の方法があるという。その詳細は省略するが大体想像がつくと思うので、一寸考えてみてください。しかし、最近イタリア旅行をした人の話によると、イタリアでもホリディインのような米国系ホテル以外では便座は無かったと言うことなので、ひょっとするとこれはラテン式習慣なのかもしれない。トイレット・ペーパーがあることもあるが、トイレに流すとツマルので、流さないのが習慣のようである。また排泄物を処理する(流す)ための水栓は通常付属していない。どうするのかと言うと、トイレの入り口付近にある水栓から、バケツに水を汲んでおき、それで流すのである。初めにこの操作を行っておかないと面倒なことになる。トイレット・ペーパーが無いことも多いが、その場合は、このバケツの水を用いて、インド式清浄化処理を行わなければならない。

トイレの次に、シャワーも一寸問題である。年がら年じゅう30度以上というところなので、よくお世話になる設備である。マニラの2-3スター級ホテルでも、シャワーからは、温水は出ることは出るが、温度は低めに設定してあり、その微温水を溜めても温度が低すぎて日本の風呂の代わりにはならない。熱湯が出るのは5スター級の高級ホテルのみである。ナグラ・ビーチのシャワー室には運よくシャワーが備えてあった。冷水ながら水が出る。しかし、シャワールームと書いてあるところに、シャワー設備が存在しない場合も、一般家庭などでは良くある事である。その場合は前述のバケツの水を用いることになる。シャワーを浴びる前にバケツに水をため、室温に30分も放置すると、ちょうど適した水温になる。暑い国なので熱いお湯はいらないのである。エネルギーを無駄使いしないこの方法は、地球温暖化防止のためには推奨さるべき方法かも知れない。

l         ニルバーナ・ビーチ・リゾート

 次の日は朝飯を食べてから、プエルト・ガレーラ・プロパーへ出かけ、Tシャツなどを買い込んだついでに日本人が経営しているというヨコタ・シークラブへ行ってみたが、目下休業改装中ということで、中は見られなかった。そこでトライシッケルのお兄さんに付近に何か良いホテルのようなものは無いかどうか尋ねてみたところ、ニルバーナ・ビーチ・リゾートへ連れて行ってくれた。ナグラビーチもサバンビーチも北面した海岸であるが、このニルバーナは東側を向いている。レストラン、バー、プール、客室を有する立派なリゾートホテルであるが、デラックス・ルームが2000ペソ(約5000円)もするが、マウンテン・ビューで海は見えない。その上のスーパーデラックスはオーシャン・ビューで海岸が一望できるが5000ペソ(約12,500円)と高い。ちなみにナグラは800ペソである。話の種にこのニルバーナにも一泊する事にした。

l         日本人が経営するカラオケバー The New Galeon

プエルト・ガレーラの港からすぐ近く、バランガイ・ポブラシオン(Brgy. Poblasion)にも歓楽街がある。我々の宿ニルバーナ・ビーチからちょっと歩いたところにカラオケ・バーとおぼしきものや、サリサリ・ストアが4-5軒並んでいるところがある。あまりパッと目立つような外見ではなかったが、その中の一軒に入って見ることにした。例によってサンミゲルをたのみ、チビチビ舐めていると、同行者のカラオケ名人(タガログ語で200曲、韓国語で200曲、中国語で200曲歌うことが出来るという達人)が、日本語で歌いだした。時々声が途切れたり、音楽が止まったり、なかなかうまく行かない。このあたりまで来ると、カラオケもこんなものかと思っていると、突然「うまくいきませんか?」と日本語が聞こえた。体が疲れたので、空耳でも出るようになったのかと驚いていると、実はバーのオーナーが日本人だったのである。西江豊秀(Toyohide Nishie)さんである。バーを開いて2年になるという。たまに遊びに来るにはよいところですが、長くすんでいると大変ですよといいながら、ここのことを日本の皆さんに宣伝しておいて下さいと、住所を書いてくれた。The New Galleon, Brgy. Poblacion, Puerto Galera, Oriental Mindoro, the Philippines というのがその店の名前と住所である。近くに行った時は是非よってみてください。背景にガレー船のモチーフがある立派なステージがあります。そのほかビリヤードもあり、テーブルが67個並んでいて、45人の女性が座っている。暗くてよくは見えないが、マニラあたりと比べると容貌の方は若干落ちるようにも見えるが、フィリピン人の特徴をよく備えた、チャーミングな人たちである。日本語はあまり通じないようだ。マスターは彼女たちにもっと日本語を教えておいたほうがよいだろう。

l         バーホッピング

バーをはしごして歩くことを、バーホッピングと言っている。日本でそんなまねをするとお金が掛かって仕様が無い。飲み物代のほかテーブルチャージその他とお一人様安いお店でも数千円は取らないと、店が成り立たない。銀座あたりに繰り出すと数万円は没収されることになる。しかし、こちらでは何か飲み物を一品だけ注文すれば何時間でも居座ることが出来る。アメリカン合理主義である。サリサリストアで約30円(水より安い)のサンミゲル・ビールの小瓶を一本頼むと150円から300円取られるが、それでOKである。アメリカンやオージーはそれで何時間でも粘る。気に入らなければ、暫くして他のお店に移動すればよい。仲間と一緒に遊び来た場合などでは、注文した飲み物と仲間をそのままにして、隣のお店でまた注文するなどの裏技なども可能である。

さてサバンビーチにはディスコが5-6軒ある。いずれも海岸より一本陸側の小路に沿ってならんでいる。一番西側にあるピンクパンサーに開店早々の5時に入ってみた。お客は少ない。ステージで若い女の子が45人踊っている。マニラと変わらない風景である。店のママさん、ボーイさん、あるいはその係りと思しき人物に頼むと、ダンサーを指名することができる。指名料は150ペソ約300円で1日最低賃金と同じである。レディースドリンクは多少高めで450700円になりますとの事である。ためしに中の一人を指名してみた。英語は多少通じるようで、何処から来たのか尋ねるとマニラだという。マニラで同じことを聞くとたいていはセブだとかミンダナオというのが多い。地元では働きづらいようだ。見たこと無い人にいきなり指名されたのか、彼女はかなり緊張気味でぎこちない。まだ駆け出しのようだ。このお店はこのぐらいにして、次のお店へホッピングすることにした。

その後、結局サバンビーチにある全てのディスコをホッピングしたのであるが、店の名前は全て忘れてしまった。お店によってはかなりお客が込んでいるところもある。ショーもなかなか趣向を凝らしたのもあるが、料金制度は同じである。店の中に接客担当者(GRO, Guest Relation Officerとか言う、いかめしい名前で呼ばれている場合もある)がいて、しきりに誰かを指名するように薦めるところもある。そんなことでアチコチ寄り道して、とうとう一番東側にある店に来てしまった。店の前に椅子に座っていたお兄さんがここでバーは最後だといっていたが、店の看板にフィリピンの国旗とスェーデンの国旗がぶっちがいにして描いてあり、スェーデン語でウエルカムVolkommenと書いてあった。椅子のお兄さんにきくとオーナーがスェーデン人だからだという。こんなことで、今日一日のバーホッピングはお仕舞となったのである。

l         ゴルフ場

プエルト・ガレーラはダイビングのメッカだそうだが、我々の中でそれを特技とするものは、残念ながら一人もいなかったため、その実態を調査することはできなかった。残された研究課題として、次回再訪時にはダイビングのエキスパートにご参加を願うことにしたい。そのほかにも、ミンドロ島には観光資源としては瀧などもあり、また山地に入ると、言葉が通じない原住民が住んでいるという。一説によると10万人ほどもいるそうだが、これらの探索も次回にまわし、マニラで購入した地図にも載っているゴルフ場へ行ってみることにした。

ニルバーナ・リゾートへ案内してもらったトライシッケルのお兄さんに、どこかで乗用車を見つけてくれるように頼んだ。ビーチでひと泳ぎして、ホテルのレストランで昼食を済ませて待っていると、赤い小型車がやってきた。どうも日本の郵便局で使っていた中古の軽郵便配達車にそっくりである。背面に「FOR SALE」と書いてある。どこかで売り物として並んでいた物を一寸拝借してきたらしい。一応人が乗れるようにはなっていたが、デコボコ道を走るとガタガタと揺れ、天井や側面に身体が打ちつけられる大変な代物である。地元の人にも乗ってもらったが、ジプニーで慣れているのか、平気なようだった。

ゴルフ場はかなり高い場所にある。プエルト。ガレーらの港やホワイトビーチが一望できる。下界と比べるときわめて涼しい。クラブハウスはオープンになっていてビリヤードの台が置いてある。ガラ空き状態であるがたまにゴルフをやりに来る者がいた。白人ばかりである。同行者には誰もゴルフをしたいと言う者は居なかったので、グリーン・フィーなどいくらなのか尋ねもしなかったが、きっとアメリカ並みの安さだろう。ダイビングとゴルフが好きな人にはまさに天国であろう。

l         ホワイト・ビーチの韓国焼肉店

ゴルフ場から下っていくとホワイトビーチに出ることが出来る。ここにはマルコ・ヴィンセントという立派なホテルがある。4階建てであるが、真ん中が中空になっていてプールがある。プールサイドにはテーブルが置いてあり、そこでサンミゲルやカラマンシー・ジュースを飲むことができる。そこで一休みした後、ビーチへ出た。サバンビーチよりは静かだがやはり色々なお店やバーが立ち並び結構賑やかである。その中に一軒韓国旗を高く掲げた焼肉屋があった。自国旗だけではまずいと思ったのであろうフィリピンの国旗も一緒に掲げていた。カルビーもキムチも結構だったが、蝿がブンブン飛んで来るのには閉口したものである。

l         プエルト・ガレーラの「介護天国としての適性」評価 

以上が23日で垣間見たプエルト・ガレーラの姿である。介護施設や医療機関は見る暇も無かった。地図上には病院のマークはあるので、医療機関は存在するようだ。介護施設のようなものはまだ無いであろう。比国人は昔の日本と同じで、老人の介護は各家庭で行っているであろう。健康保険などに入っている人は少ないだろうから、病院へ入院するのでさえ大変な出費で、家屋中に病人が出るとお家の一大事となる。日本に出稼ぎに行っている娘でもあれば、それにみんな負ぶさってしまう以外に方法は無い。外国人の来訪目的はレジャーが主で、退職後長期滞在者は居るだろうが、こんなところで介護などとは考えていないだろう。日本では介護の費用が高いから物価の安いところでお世話になろうなどとは、日本人特有の甘えの精神構造ではある。しかしながら、相互に利益となるのであれば、外国人がこの地において介護や医療を受けることは事業として成立するであろう。問題は周囲の環境が介護施設の設置場所として適しているかどうかである。日本とフィリピンでは自然環境や国民性に大きな隔たりがあろう。両国民間のメンタリティーあるいはスピチュアリティー(霊性)といったものが大きく異なると、そこに摩擦が生じ、メンタル・ヘルス上の問題が起きるであろう。人それぞれの好みの違いもあり、適地かどうか簡単には判断できないだろうが、一行3名の感想は次回にお知らせしよう。

 

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Nagura Beach in Puerto Galera」への2件のフィードバック

  1. 私も 「日本では介護の費用が高いから物価の安いところでお世話になろうなどとは、日本人特有の甘えの精神構造ではある。」 です。

    80才 車椅子生活を前提に 海辺にBahayKubo 20kphp で建築するか (6×8 feet)で 可愛いcaregiverに 3Kphp/M で 数回/週 通ってもらう。

    Homestay先 を見つけ 10k~20kphp /M で食事や洗濯まで 世話になろうと考えていました。 

  2. どうも最近の傾向からいうと、国外でロングステイをする日本人は、徐々に増えているらしいが、金持ちが多く、日本での高い相続税を嫌って脱出しているのが、主流らしい。約500万人ぐらい居るらしく、持ち出し資産平均1億円とすると、約500兆円となる。この傾向は世界的なもので、日本は遅れている部類だそうだが、そうなると、長期滞在に対する対応も再検討しなければならないだろう。

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