カテゴリー別アーカイブ: guest house

アンヘレスのクラークトン・ホテル


CIMG5101
アンヘレスの住人クーヤ・タモン御用達のこのホテルには、新しい4階建ての客室が1棟、古い3階建ての客室が1棟のほか、ストリートに面した一番古いと思われる3階建ての、受付の他、レストラン、カフェ、バーなどのある建物、合計3棟のビルから成っている。この3つの建物が、プールを囲んで並んでいる。宿泊客は欧米人が多い。オーナーがドイツ人なので、ドイツあたりの旅行代理店と契約しているのだろう。世界各国の新聞を、インターネットで購入し、コピーをロビーに置いているが、20-30種類と多い。日本の読売新聞もあるが、インターネット新聞は横幅が狭いのが特徴で、なんとなくせせこましい。
CIMG5060

CIMG5077

CIMG5083
CIMG5369
よく見ると、プールの周囲をグルグルと歩き回っているご老人がいる。頑丈そうな体格である。日本人のような顔立ちだが、実は韓国系だという。プールサイドの椅子に腰掛けて朝のコーヒーを飲んだ後、ホテル中を早足に歩き回っている。どうやらこのホテルでロングステイしている「お客さん」らしい。朝の運動のつもりらしいが、何故、外でやらないのか不思議である。フロントのカウンターの前も通り過ぎるが、その傍にある玄関からは、一歩もホテルの外へ出る事はなく、また引き返して来て、プールサイドをグルグルと回り続けている。ホテルの外へ出ると、いろいろと危険が身に迫るという、セキュリティ意識・習慣がしっかりと身についているのだろうか?日本人には真似の出来ないところだ。ホテルには小さなフィットネスルームもあるが、もっとチャンとしたトレーニング施設を作るべきだ。そうなるとこのホテルには、ショーも見られるクラブや、カラオケルームもあり、ここで一日を過ごす事は可能となり、ロングステイする客も増えるだろう。しかし、自然とのふれあいが少ないことが、やや問題である。
CIMG5081
CIMG5375

CIMG5092

CIMG5074
ロングステイヤーには、このホテルのような、クラブ・センターが必要なようである。さらに、地域全体の「エンターティンメント」の質的向上が最も肝心だ。行政府は治安問題があり、歓楽街の発展には及び腰であるが、外国からのロングステイヤーを呼び込むためにも、エンタテイナーの発掘・養成に力を注ぎ、アンヘレスを「東洋のラスベガス」として世界中に売り出す算段をすべきではないかと思われる。フィリピン人には、芸能的素質はあるようだが、スポンサーが貧困なせいか、まだ、ショービジネスでは世界的レベルに達していないようだ。多聞氏の仕事も組織的に行えば立派な産業となるだろう。

スライドショーには JavaScript が必要です。

オムレツの香りとウエイトレスの笑顔で1日が始まる


CIMG5371
クーヤ多聞(タモン)は日本人のロングステイヤーだ。55歳で早期定年退職し、フィリピンはマニラの北方にある、アンヘレス市にやって来てから、もう2年以上になる。最近では異国の生活にも、すっかり馴染んでしまい、日本にいる時と少しも変わりなく、毎日が愉快に過ぎて行く。彼の一日は、「クラートン・ホテル」というスドイツ人が経営しているプチ・ホテルに、ブランチを食べに行くことで始まる。彼は朝飯を499ペソで食べさせる、レストランを避け、バーのカウンターの前あたりに腰を掛ける。すると、いつも決まって、ウエイトレスのメリッサが、美 しい笑顔とともにコーヒーを運んできて、ウインクして帰ってゆく。注文を取らなくて無くてもイイのだ。彼の朝飯は、いつも「メリッサの笑顔」と「一杯のコーヒー」と「スパニッシュ・オムレツ」で始まるのである。
CIMG5374
CIMG5382
CIMG5379
CIMG5370

アンヘレスにある日本人ロングスティヤーのための施設


さて、お迎えの車に乗って、日本人ロングステイヤー専用の滞在施設へ、見学に出かけることになった。ホテル前のドン・ホイコ通りを西に向い、ハングル文字の看板が沢山出ている辺りを左折すると、さらにハングルが増える。この辺りは、「コリアン・タウン」だという。新宿の大久保駅付近のよりは小規模だが、れっきとした韓国街となっている。やがて橋を渡ると、ハングルが消えるが、この道路にはFil-Am Friendship Highwayという比米友好を称える名前が付いているところから見ると、かって駐留していた米軍によって造られた道路かも知れない。やがて門番の居る”ヴィレッジ”についた。フレンドシップ・プラザと言うレジデンシャル・エリアだ。瀟洒な2階建の洋館の一つがその施設「フレンドシップ・クラブ」だ。(Filippine Clark Friendship Club) 道路を挟んで向かい側にも2階建の洋館が建設中である。
Guest Houses for long-stayers

Long-stayer's House in Angeles.

ガレージから入るとそこには半分は屋内半分は庭に突き出た洒落たプールがあり、日陰のソファに日本人が3-4人たむろしている。長期滞在者かと思ったが、日本から時々遊びに来ている常連客だという。ここは会員制のクラブ組織で、日本の「テクニカルブレイン」という会社が経営しているのだという。建物の半分は社長の奥さんのフィリピン人一族が居住し、残りの半分がゲストハウスとなっているわけだ。

Pool at the back yard.

Pool at the back yard.

CIMG5245
 1階は食堂、リビングなどのソーシャル・ユースに当て、2階に数室居室がある。年間30日の分割利用で5年間80万円だという。30日分で16万円となる。道路を挟んだ向かい側には、売り出し中のコンドミニアムが完成間近だ。価格は「お問い合せください。」との事である。内部の様子を少しだけ載せておこう。
詳細は→ http://www.tecb.co.jp/friendship/ 

スライドショーには JavaScript が必要です。