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ある日本人ロングステイヤーの生活(2)


Miller's Bar
アンヘレスの住人・多聞氏は、この地に住み着いて早や2年以上にもなる。はじめの頃は、物珍しさも手伝って、毎日のようにフィールズ街へ通い、あちこちとバーを徘徊していた。費用は1軒当たり150円(75ペソ)程度で安いが、どこも同じようなものばかりで、3ヶ月も経つと、だんだん意欲が沸かなくなってきたらしい。それでも、ショーを見学するために、今でも週に一回くらいは、クルージングしてはいるという。しかし最近では、自宅の近くにある例のメリッサのいるホテルで、晩飯も食べるようになったそうである。
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従って、多聞氏の一日は、朝起きると、クラークトン・ホテルでの朝食。気が向けばプールでひと泳ぎ。昼食は市内にある日本食レストランで摂り、来合わせた邦人ロングステイヤー仲間との情報交換。次に、フィールズ街をクルージングして帰宅。ラテン系の習慣シィエスタを取り、夜は主にクラークトン・ホテルのミラー・バーで過ごすという、判で押したような生活になる。彼には本職というものが無いので、有り余る余暇を今のところゴルフに使っているが、もっと有用な余暇の利用が今後の研究課題であろう。
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上・下の写真はクーヤ・タモンが、ロングステイの仲間と一緒に、よく昼食を取る和食レストラン「萩の家」さんのエントランス。
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下の写真は、「Hagi no Ya」さんのウエイトレスと食事。
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オムレツの香りとウエイトレスの笑顔で1日が始まる


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クーヤ多聞(タモン)は日本人のロングステイヤーだ。55歳で早期定年退職し、フィリピンはマニラの北方にある、アンヘレス市にやって来てから、もう2年以上になる。最近では異国の生活にも、すっかり馴染んでしまい、日本にいる時と少しも変わりなく、毎日が愉快に過ぎて行く。彼の一日は、「クラートン・ホテル」というスドイツ人が経営しているプチ・ホテルに、ブランチを食べに行くことで始まる。彼は朝飯を499ペソで食べさせる、レストランを避け、バーのカウンターの前あたりに腰を掛ける。すると、いつも決まって、ウエイトレスのメリッサが、美 しい笑顔とともにコーヒーを運んできて、ウインクして帰ってゆく。注文を取らなくて無くてもイイのだ。彼の朝飯は、いつも「メリッサの笑顔」と「一杯のコーヒー」と「スパニッシュ・オムレツ」で始まるのである。
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